私がパンを焼き続ける理由

今日はパンを作りにお教室に行ってきました。早いもので、パンを作れるようになりたい!と一念発起してパン教室に入会してから、3年8ヶ月が過ぎました。作るのはとても楽しくて、今でもその気持ちは全く変わらず、作る時間は私の大事な創作の時間です。無から有に物を作り出す作業が何より楽しい。そんな筆者のパン作りライフについてお話します^^

元パティシエですが、パン作りはほぼ未経験。

製菓学校に1年通っていたことがありまして、その時に実習でパンを作りました。しかし当時は洋菓子命で燃えていた頃だったので、製パンには全く興味なし。ロールパンを作ったことくらいしか記憶にありません。卒業後にホテルにパティシエとして就職しましたが、ベーカリーは部門が分かれていて、仕事でパンを作る機会はありませんでした。私にとってパンは買って食べるものであり、作るものではありませんでした。

仕事と趣味の違い。

今は作ることが純粋に楽しいですが^^私は何年もパティシエの仕事をして、閉鎖的で古い体質の調理業界が大嫌いで、引退する頃には仕事でお菓子を作ることに情熱を見いだせなくなってしまいました。パティシエは響きは良いですが、別に全くかっこいい仕事ではありません。体力もいるしブラック企業が多い、安定を求めて長く続けるには難しい仕事です。
当時の私は20代の後半に当時勤めていた会社を退職し製菓学校に入学し、その後のスタートだったので、20歳に満たないあどけない若い同期に囲まれて、情熱と根性であらゆることを乗り越えてきました。
食べ物を作ることを職業にするのはとても大変なんですが、今は趣味で作っているので気が楽です。そしてモノ作りが好きだった気持ちを思い出すことができました。

0→1を生み出すモノ作りが好き

元々子供の頃からモノ作りが好きで、0から1を生み出すことが好きでした。
自分の頭の中で思い描いたモノを形にするのがとても楽しかったです。なので、編み物したり、縫物したり、料理、ソープカービング、キャンドル、洋菓子、和菓子などなど、自分が見て「きれい、可愛い、美味しそう、私もこれを作ってみたい!」と思ったものはどんどんチャレンジしました。

パティシエを引退しても作ることは好き。でも洋菓子を作っても毎日は食べられない。パンだったら日常的に食べても良いし、家でパンを作れるようになりたい。そんな思いが湧いてきて、私は初めて料理教室(製菓・製パンも教えてくれる)に入会することになったのです。

優しい先生とふわふわのパン生地をこねる幸せ

私はその時まで、いわゆる料理教室で料理を教わるという経験をしたことがありませんでした。
入会にあたって、「女の世界。お局とかいそう。先生が厳しそう。」という印象を持っていました。でも入会してみると、想像とは全く違う世界でした。

優しくて明るくて、丁寧に細かく教えてくれる先生たち。清潔できれいな室内と作業場所。度々企業とコラボしたキャンペーンがあり、沢山もらえるお土産(笑)。パティスリーの現場のように怒鳴る人もいません(汗)
パンを作る時は、材料を混ぜ合わせて、その生地を手でこねるという作業をするのですが、その生地の柔らかいこと!(耳たぶをもう少し柔らかくしたイメージ)こねる時間が思いがけず癒しの時間となりました。
そして生地をオーブンで焼き、焼きあがったパン達を見るのはとっても嬉しく、しかもその焼き立てパンをその場でほおばってしまったりすると、至福の時間となります。なんて贅沢な時間なんでしょう!

生地を成形する楽しさ

パンはいろんな形がありますよね^^
丸めたり、ねじったり、切込みを入れたり、具材を混ぜ込んだり、パンによって様々な作業が必要です。それを一つ一つ作るのは楽しいです。食べたことはあるけれど作るのは初めてのこの形、こんな風にして作るんだ~と作る度に新しい発見があります。
一番思い出深いのはクリームパンの成形でした。カスタードクリームを包んだ生地をハサミでちょんちょんと切込みを入れる作業が楽しかったです^^

あぁ、こうやって書いているとパンが食べたくなってきますね。

好きなことを黙々とやる時間は幸せ

これに尽きるんですよね。黙々と集中してパンを作り続ける時間はとても幸せです。完成したものを食べたりするともっと幸せです。

入会に当たっては、割と迷いなくさっと飛び込んで行きました。パン作りをやりたい気持ちに迷いはなかったからです。
パン作りを始めて、本当に良かったなと思います。自分の生活が豊かになったことは間違いないです。
色んなパンを作ってきましたが、今思うことは「決して難しいモノを求めていないこと」です。シンプルで美味しいパンが作れればそれで幸せなんです。

好きを追及すると仕事にできる

キャンドルを作っていた頃は、作った作品をイベントや雑貨屋さんに置いてもらって販売し、フリーランスのお仕事をしていた時期がありました。
楽しかったですが、正直大変な気持ちの方が強く、フリーランスでお金を稼ぐことの大変さが身に染みてわかりました。
ホームページやブログを作り、活動を継続していると、ワークショップの依頼が来たりして、嬉しかったのを覚えています。
私もそのうちパン屋さんになったりするかもしれませんね^^

まとめ

心を無にして好きな事を黙々とやる時間を持つのはとても幸せです。パン作りはとても楽しいです。
何でもいいので、自分が興味を持ったものをやってみる、行ってみる、作ってみることで、新しい世界が広がる可能性があります。
好きなことを極めると仕事にできることもあります。

「自分が好きだなと思えるものを見つけたら、迷わずGO!」ですね^^

本日は以上です。


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